こんにちは。大阪府堺市でホームページ、ネット集客のコンサルティングをしています。松井です。
商売をする際、ライバル店、目標とする店から、何かを学ぼうとするときに、ついつい競争してしまう事があります。。。
どういう事かというと、
かれこれ10年前になりますが、私が飲食店をしていた時の話です。
まだまだオープンし、少しずつお客さんが付いてきたときです。
とある駅のとある店が繁盛している。という話を聞き、たまたまウチのスタッフがその駅の近くで、あくる日が休みという事もあり、市場調査として一度見てきてもらったんです。
そして彼は、休みの日が明けて、市場調査の報告をしてくれました。
その内容は、
「早い時間から流行ってましたね。 でも料理はウチの方が旨いし、店の雰囲気、接客もウチのほうがいいですね。」
といったものでした。。。
この見方、間違っているって、解りますよね。
これでは
お金を払っての市場調査の意味がありません。ただのグルメ評論家です。
私は自分の次の休みに
自分で見てみようと、そのお店を訪れました。
スタッフは味やサービスはウチの方が良いと言っていましたが、何か繁盛するワケがあるはずなのです。
私が気付いたのが、まずは来店時にしっかりお出迎えが出来ていた。
店員さんのリーダーみたいな人がいて、絶えず店の外を気にして来店に備えています。2階の階段のあるお店だったので、階段を上り始めると、お客さんが来られるという事が一目瞭然で、
「お客さん、来られま~す!」と、事前に店内のスタッフに知らせておくのです。
そうする事で、お客さんがご入店時に皆一斉に、「いらっしゃいませ~」と、声をかける事ができます。
帰られるときもそうです。「お客様お帰りで~す!!」とお愛想をする店員さんが皆に声を変えると、皆一斉に、「ありがとうございま~す!」と言う仕組みを作っていました。
これは、ウチの店にはない仕組みでしたので、あくる日から実践したのは言うまでもありません。
また、てまきのビラをガンガン配っていました。さらに、5時から7時までのビラは7時まで生ビール半額。7時以降は内容は忘れましたが、違ったサービスのビラです。
時間によって撒くビラも変えてどんどん配っています。
これもすぐに実践しました。
たいていの方は会社帰りの7時以降の来店なので、早い時間のお客さんを獲得するという意味ではすごくヒントになりました。
といった具合に、
「なぜこの店は流行っているのか。」
味が悪いなら、なおさら なぜ流行っているのか?
ヒントは必ずあるはずです。 そのお店を評論せず、競争せず、本質をみる事が大切です。
ネットビジネスでもそうだと思うのです。
この店はウチより商品が少ないのに。ウチより高いのに。ウチよりデザインが悪いのに。。。
評論は要りません。
売れているには売れているだけの理由が必ずあります。その本質を見極めることが大切です。